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Mr Children Atomic Heart CM1 |
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Atomic Heart
(35)
Mr.Children
(1994-09-01)
新品:¥ 2,310 中古:¥ 1
商品説明(Amazon.co.jp)
『Atomic Heart』というタイトルは、アルバム全体を通して散りばめられた科学的な雰囲気に由来している。センチメンタルさ、ロマンチックさといった人間の柔らかい感情をくり抜き、人間を1つの生物、物質として冷静に分析した。本作の詞は、今までのミスチルにない「無機質な魅力」を醸しだしている。 どの曲もサイケでセクシーであり、実験的なサウンドや仕掛けもおもしろく仕上がっている。それでいながら、大ヒットシングル曲<4><6>をはじめ<12>など、ミスチルならではのジンとくる、ほのぼのサウンドもきちんと押さえているところが心憎い。(生野 舞) |
7人中7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ミスチルが進歩していく!!まさにミスチルが他のバンドとは一線を画す存在であることを証明したアルバムですね。 このアルバムが当時の若い世代にもたらした影響は強かった。 ポップロックの成長とともに過去の曲達をあらゆる面で批評できるようになった今の世代が聞くとすこし陳腐な所はあるかもしれない。 彼らも「売れる曲を作る」ことに専念しすぎて「自分たちのやっている音楽というのは?」というどうしようもない悩みに向かっていくわけだ。 考えてほしいのは当時彼らが一つも悩まず「売れる」ことだけに専念していたら問題作「深海」だってできなかったはずだし、名盤「Q」もできなかっただろうし。そして何よりも時代の変化さえモノともせず、未だにこうしてどの歌手よりもトップに燦々と輝き続けていられる存在になりえただろうか・・・? そういう風に考えていくと、個人的にはミスチルというバンドを知る上で一番外せないアルバムは「深海」ではなく、この「Atomic Heart」なのではないかと思う。 (小さなオッサン) 6人中6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 OVER最高私は小6の時初めて音楽を聴いて泣きました。それはOVERです。サウンドに桜井さんの声全てが心に響いて知らぬ間に涙が出てました。この曲は27になった今でも私の心になってます。聴いた事のない人は是非聴いてもらいたいです。 (音はもちろん映像も良いしボーナストラックも良いし最高でした) 5人中5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 「ミスチル現象」真っ只中現在のMr.Childrenファンで「ミスチル現象」当時の、このアルバムは好きじゃない・古くさいと言っている人がいるが......何を言っているんでしょう? この頃のMr.Childrenこそが正真正銘の「Mr.Children」です。 (うし) 9人中8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 「CROSS ROAD」でブレイクしたミスチルの真価が判る代表作。ミスチル大ブレイクとなった「CROSS ROAD」収録の5thアルバム。 これ以前のアルバムでは明らかに「純愛系さわやか路線」であった彼らが 大きく進路を「青春の迷いや戸惑いに悩みながらも、未来へ立ち向かう」という方向に切った作品でもある。 初めて100万枚売れる曲が出来た!と桜井さんが確信したという 「CROSS ROAD」はチャート1位こそないものの、 ジワジワと人気を保ち、息の長い売れ行きを示した。 そして「inosent world」は彼らのこれまでの純愛系路線の頂点ともいうべき作品。 ラストの「Over」がまた秀逸な出来栄え。 シングル化していたら最低でも150万枚はセールを記録していたことだろう。 「夕焼けに舞う雲 あんな風になれたならいいな いつも考え過ぎて失敗してきたから」 これは桜井さんの実体験だろう。でなければ、こんな詞は書けない。 ここから現在に至るまでのミスチル旋風が始まるのである。 正に日本歌謡史上に名を残す「歴史的なアルバム」である! (臼井健士) 2人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 今さらミスチルについて語るのも…part2CROSS ROADが、たまたま観ていたドラマの主題歌だったので、いい曲だなとは思ってはいたものの、その後イノセントワールドのメガヒット、そして当時、桜井君が、語っていたサザンやユーミンくらい売れるアルバムを作ると…。小林武史と制作した、このアルバムは、その通りとなり売れに売れた。コマーシャルとのタイアップもあり、15秒で分かる名曲づくりが始まり、このアルバムから国民的バンドへ成長した。それだけ売れたアルバムなので全て名曲なのだが特に好きな曲はOVERだ。夕暮れ時に聴く、この曲は何と切ない事か。名誉も地位も手に入れた彼らは試行錯誤の末、深海へと深く深く潜っていく。そして沖へ上がった頃には、誰もが知る、Mr.Children。カラオケ屋では必ず誰かが歌ってて、数え切れないほどのヒット曲。その後の活躍は、みんなの知るところだろう。 (吉田寛之) |
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BOLERO
(39)
Mr.Children
(1997-03-05)
新品:¥ 2,692 中古:¥ 1
商品説明(Amazon.co.jp)
前作の『深海』が内に向かうエネルギーだとすると、本作は正反対の外へ向かうエネルギーとしてとらえることができる。<2><5><6><10><12>ほか、アルバムの半分ほどが大ヒットシングル曲。ほかの曲もミスチルファンの間で評判の高い名曲ぞろい。 聴きやすさと、お得感もあって水準の高いアルバムに仕上がった。ミスチルビギナーにまず聴いてほしい1枚である。アルバム全体の軸となる「夢も希望もないけれど、でも生きていくしかない、生きていこう」という内省的で、かつ前向きな気分は<8>に最も強く投影されている。(生野 舞) |
9人中7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 評価が難しい邦楽オリジナルアルバムの中でも最も豪華なものの一つです。シングル曲が5曲、そのうちミリオン4つ、ダブルミリオン1つという笑えるほどの豪華さです。 でも、アルバム曲にも注目すべきです。インストを除いて6曲ですが、どれもアクが強い。社会批判をぶちまけた歌、自虐とも言える恋に溺れた歌など、個性的なものばかり。今は少なくなったロックな曲が多く、聞き応え十分です。 この作品はマイナス面もあります。やはり、シングル5曲、アルバム6曲という構成、そして各楽曲の個性の強さゆえに、統一感がないということです。特にシングル5曲が名曲なので、この5曲を収録する時点で、統一感は期待すべきではないのかもしれません。(部分的には「傘の下の〜」と「ALIVE」で「夢」、「希望」という単語に向かう主人公の気持ちの変化はある。これは感激した。) では、ベストアルバム的な位置付けか、と言われるとそれも違うように思います。少なくとも、Mr.Childrenの初心者向けではないです。それはアルバム曲のアクが強いから。初心者はベストから入るべきです。このアルバムはミスチルをかなり聞いた後で、戻ってくるところのような気がします。もしかしたら、アルバム制作時、ベストアルバム的要素を除くために、このようなアルバム曲を選んだのでは、とも思いました。 アルバム曲について最後にコメントします。「ALIVE」以外は決してベストアルバムには向きません。でも、この時期にしか聞けないような曲、特に社会批判の曲は聞いていてスカッとします。「深海」が「静」のアルバムなら、この作品は「動」。「動」はアルバム曲が引き出しています。「傘の下の君に告ぐ」などまさにそう。あと「ALIVE」はやはりオススメ。一つの曲の中だけで、ここまでに絶望から希望を歌い上げるってなかなかできません。絶望のどん底に追いやられたときに、聞いて欲しいです。 (小坂) 5人中4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 中期ミスチルの超豪華重厚ロックアルバム!!前作「深海」とは、シングル曲収録が時系列ではありません。 このBOLERO収録の5シングル曲の内、Everything (It's you)以外は、 深海収録の「名もなき詩」「花」「マシンガンをぶっ放せ」より以前発売のシングルです。 なぜこのようなことが起きたのか、 おそらく、トータルアルバムとしてのコンセプトに意味を持たせたかった「深海」に 相応しくないと判断したからなんでしょうね。 ならば、しかしアルバムには入れねばというわけで、 まとめてBOLEROに収録したんでしょう。 おかげで、超豪華、中期のミスチル代表曲を堪能できる傑作となった訳ですね。 この頃の彼らは実に重くヘビーなロックを模索していた時代で、 それがこのアルバムからも聴くことができます。 シングル以外の曲の重厚さは際立っていますし、 シングル曲自体もヘビーなアレンジのバラードが多い。 そしてハイライトはやはり「ALIVE」でしょう。 この頃の彼らを最も象徴していると思います。 満開のひまわりジャケのイメージと異なるこの暗さが、 当時、彼らの魅力でもあったわけです。 最近はご無沙汰になったヘビーでロックなミスチルがここに居ます。 (parismatch) 5人中4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ミスチル最高のアルバムの内のひとつミスチル好きに聞けば好きなアルバムとして絶対に候補に挙がる一枚です。 個人的に1枚の作品として最高なのは深海だと思いますが、2番目に好きなのがこれです。ヒットしたシングルも結構入っていてベストアルバムみたいな雰囲気でもありますが、立派に1枚のアルバムとしても聞けます。まず、1曲目のprologueからEverything(It's you)に至る流れで完全に引き込まれ、世相を風刺した刺激的な曲が続き、[es]、シーソーゲーム、そして後半の幸せのカテゴリー、everybody goesと行き、最後のタイトル通りボレロで締めですね。大好きなアルバムなので引き込まれると本当に短く感じます。刺激的な歌詞が並びますが、どれも明るい雰囲気で聞きやすい曲に仕上がっており、当時のミスチル入門用としてもオススメです。 最後になりますが、トラックNo.12の有名なトゥモロー・ネヴァー・ノウズ。 とても良い曲なのですがアルバムの中では浮いています。だから1番最後なんですかね? 個人的にはアルバム“ボレロ”と“Tomorrow never knows”は独立していると考えますね。 (アマゾン太郎) 1人中1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ミスチルロックの味このアルバムはミスチル絶頂期に出されただけあって一曲一曲の完成度が凄い ミリオン越えシングルがいくつもの含まれていて、それに引けを取らないアルバム曲達 特に社会批判や自虐的な曲が結構入ってるがそういう曲こそぜひ聞いてみてほしい 今でこそミスチルのロックは少なくなってこういう曲は聞けなくなってしまったが、ミスチルロックの味は凄いんだと実感してほしい 個人的には『ALIVE』はミスチルのアルバム曲最高傑作だと思う (stranger) 1人中1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ヘビーなオリジナルアルバム名曲が並んで豪華なアルバムであると同時に1番とっつきにくいアルバムです。有名な曲が沢山入ってるので中期のミスチルを知るなら『BOLERO』を聴けばいいと思う。でもやっぱり全体のまとまりがないのでアルバムとしては評価できないです。ジャケットはかなり好きですけど。 アルバム曲では#3タイムマシーンに乗って、#5Brandnew My Lover、#7傘の下の君に告ぐ、がかっこよくておすすめ。何だかんだ言って捨て曲はないんです。ただ胃もたれ気味なだけなんだよなー。 (ぐうのす) |
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深海
(83)
Mr.Children
(1996-06-24)
新品:¥ 2,390 中古:¥ 1
商品説明(Amazon.co.jp)
空前の大ヒットを記録した前作『アトミックハート』から、2年ぶりにリリースされたフィフスアルバム。ポップなメロディを得意とする彼らが、一転してハードでへヴィーなトーンで迫り、新たなファン層を獲得した。 アルバム全体に流れている「自分のなかで、何が一番価値があるものなのか」「自分が本当に欲しているものは何なのか」といった迷いを、懸命に探り続ける。そのピンと張り詰めたような緊張感が心地よい。この『深海』というタイトルは、<2>のイメージから生まれたという。ほかに<7><10><13>など、シングルの名曲も多く収録している。(生野 舞) |
15人中14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 先見性日本音楽界の頂点にいるミスターチルドレンがこういうアルバムを作ったから「意味」があると僕は思います。 このアルバムを発表したときのミスターチルドレンはシングルを出せばミリオンという状況でした。 だからこういうアルバムを逆に発表できたというのもあると思います。 アルバムも前作の「アトミック・ハート」のように、大衆ポップ・ロックの路線でいくと思っていたら、こういうアルバムを「期待」に反してあえて作り発表した、 その勇気は計り知れないと思います。この「深海」というアルバムには「シーラカンス」という「キーワード」が出てきます。 当時、桜井さんは「あってもなくても、現代社会にはあまり意味のない物の例として「シーラカンス」というものをキーワードにした」と語っていたのをボクは覚えています。 ですが、アルバムを聞いているとその「あってもなくてもよいもの」に対して桜井さんは呼びかけて、「答え」を見つけ出そうとしていると感じます。 このアルバム1996年発表のアルバムですが、現在(2007年)の社会問題「引きこもり」「ニート」といった人のことに対してのメッセージのようにも聞こえます。 桜井さんの先見性の良さを感じるアルバムだと思います。 (News Of The World) 18人中16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ミスチルが果たすべき役割このアルバムはシングル曲も少なめで、まさしく「深海」をイメージしたコンセプトアルバムとなっています。どう考えても一般受けのしないアルバムであり、当時社会現象を起こしていたミスチルだからこそ200万枚を超える売り上げを記録できたのでしょう(ちなみにアトミックハート、ボレロは300万枚超えですからやはり「売れない」アルバムだったようです)。人間の内面を抉る桜井和寿の詞も特徴的で、社会を生きる人の心に響く(今の時代の「心に響く歌詞」ではなく、「心に突き刺さり染み込む歌詞」かな)ものになっています。こういうアルバムは好かれないかもしれませんが、音楽ファンの方にもそうでない方にも一度は聴いていただきたいですね。未だにミスチルは絶大なる人気と売り上げを誇っていますが、「あの時代に、このようなアルバムを出してくれた」ことに関しては僕も素直に敬意を表したいと思います。誰もが気に入るアルバムでもなければ名曲だらけのアルバムというわけでもない。ただこの一枚が作り出す世界を一度は味わってみてください。 (マウス) 9人中8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 完璧すぎるコンセプトアルバムまずはジャケットが最高である。邦楽ではあまりジャケで勝負するという雰囲気はなんだけど ミスチルは比較的アートワークにも力を入れているようで共感できるね。 このジャケは彼らの当時の心境を本当に良く表していると思う。 そしてアルバム内容。こちらはもう文句の付け所がない。アルバムカラーを重視して 不必要だと思ったシングルは収録していないのも潔くていい。 そして初期の彼らのように清涼感に溢れたラブソングがまったく収録されていない。 『Mirror』なんかは近いがどこか斜めから見ているようなところがあるしね。 『ミスチルなんて甘いラブソングばかりだ』なんて思ってる人にもこのアルバムはオススメですよ。 (Rock's) 8人中7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 何の意味も何の価値も無いさ今やこれ以前、あるいはこれ以降の活動には全く興味が無くなってしまったが、このアルバムに関しては発売当初より現在までひたすら一切の翳りない賞賛を。素晴らしいアルバムです。日本のポップスアルバムという括りで見ても相当高い位置にあって然るべきクオリティ。名実ともに、とはこの事だと思う。 製作側の心象風景を思うと如何に難産だったかが伺えるが、それ故に剥き出しとなった自己表現が胸に痛く、また、何より音が良い。 そして、どの曲が良いとか捨て曲だとか以前に、これは『深海』という名の音楽である。聴いた事ないのは損であると言い切れるアルバムはそうそう無いがこれだけは外せない。足を向けては眠れない。若い人もそうでない人も、ありきたりですが、マストです。 残念ながらこういうアルバムは今の世の中では全く売れない。たぶん。発売当時からポップス音楽そのもののスタイルに大きな変化は無いけれど時代は変わった。 今となってはこんなアルバムが売れまくった時期があったという事実に(たとえそれが当時の異常な人気に後押しされたものであったとしても)もはや違和感すら感じるが、これを受け入れられない社会を想像するほうが余程恐ろしい。 (ヒコ) 26人中21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 進化か退化か?次作の「BOLERO」と対になる事を見据え、「深海」は、 ロックの原点、飽くまでもバンドサウンドから織りなす音作りを目指しており、 それぞれの楽器(メンバー)が際だち、存在感を示しています。 深海の特徴の一つに、アルバムをひとつの物語としたようなトラックごとの連続性があり、 物語に浸らせるような強烈なインパクトをリスナーに与えてくれます。 その為か、「深海」こそMr.Childrenの最高傑作であると捉える人も少なくありません。 Diveのうねるようなチェロの音ではじまり、シーラカンスの田原健一の鳥肌の立つようなギターサウンド。 音の存在感だけでアルバムの世界を作り込みます。そこから次々と物語を提示しつつ、 主題「花〜深海」へと収束していくような曲の並び方が圧巻ですね。 シーラカンスからゆったりとスロー転調するストリングスとともに穏やかな美しいボーカルの「手紙」へ。 そして、イントロなしの独特の歌い廻しのボーカルで始まるのが特徴的な 「ありふれたLove Story」で人の一生を凝縮したような物語を見せてくれます。 同じ恋人との別れの物語でありながら、まったく違うアプローチなのがすごい。 making songで挟まれた二つのラブソング。 ともに悩める女性に対しての応援歌ながら、自分のアイデンティティの疑問に対する答えでもあり、 歌が持つ安らぎを感じさせ、ロックな今アルバムの中で、特に温かな愛情を色濃く示す「ポップス」なパートです。 個人的にはこの二曲には何度も何度も救われました。 このアルバムにありながら「夢に架かる虹の橋 希望の光の矢 愛を包むオーロラのカーテン」と言う 普通に聴いたらベタベタに感じるかも知れない描写が、この歌に入るとふと涙ぐんでしまうんですよね…。 「So Let's Get Truth〜臨時ニュース〜マシンガンをぶっ放せ」。 攻撃的な姿勢が毒々しい後者と、弾き語りから生まれる淡々としてどこか気怠さを感じる前者が 好対照な二曲です。こうやって聴き直してみると、このアルバムで社会問題を扱っているのは この二曲でしかないのに、当時のMr.Childrenは社会派だと言う印象が物凄く強かったのです。 「ゆりかごのある丘から〜虜」では、ゆっくりと社会的なテーマから個人的な物語へとまた戻っていきます。 社会(戦場)からプライベートに戻ると(ヘリコプターで戻ったのかな?) 人を大事にしない社会に毒を吐いてた(物語の主人公は違うのでしょうが)自分は、 自分の愛する1人の人さえも大事にしてやれなかったと言う皮肉な展開。 「虜」に至ってはもはや社会なんてどうでもいいぜとばかりに、嫉妬と憎しみを叫び、 しかしそれでもなお、自分は相手の虜なのだと言う、異常なほどの「愛」こそが、 桜井和寿の根源なのだと思います。 「花-Memento-Mori-」。 後にMemento-Moriの消えたバージョンも出ましたね。 この歌を雛形に、どんどんと、安らぎや救済のある曲達が生まれていったのではないかと 思います。この歌は、その曲達に比べると苦しみの描写が生々しく、混沌も感じさせ、 曲として非常に良いバランスを保っていると思います。 「深海」 進化していく事によって、生まれた軋轢。社会の歪み。個人のディスコミ。 そのような物を排出し続ける進化や進歩は、果たして進化なのだろうか。 一層の事、「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスのように、変化することなく 深海に潜っている方が、幸せだったのではないだろうか。 答えはないのですが、ただ、今は社会から逃げたかった。それだけなのかも知れません。 連れて行ってくれ、連れ戻してくれ、僕を、僕を、僕を、僕も…と叫んだ後、 ブクブクと言う、音とともにアルバムは終了します。 ここにあるのは、もしかしたら「共感できる歌」ではないのではないか。と聴いていて感じました。 いや、共感する前に、何か違う物を見せつけられ、その圧倒の中で終わってしまうような。 このアルバムには他が持ちようもない恐ろしい魅力を持っています。 小林武史が「磁力を持つアルバム」と表現した、自分の世界にぐいぐい引き込むような力。 共感力や説得力ではなく、内心の衝動を引き寄せる引力のようなもの。 それこそが深海の持つ最大の魅力なのではないでしょうか。 (クレヴァ) |
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